・惰性化した日常の外へモ
池田浩士著『歴史のなかの文学・芸術』(河合ブックレット32号)に付した解説です。
・空間の解放から体制の解体へモ
ミシェル・ワルシャウスキーの『イスラエル=パレスチナ 民族共生国家への挑戦』の書評です。
・嫌なことはいやだ!モ
運動論的な感想です。
最近のおもな更新.......
・反戦運動は今も昔もデモから始まるモ
反天連の桜井大子さんと対談したデモについてのよもやま話しです。
・『天皇制に関する理論的諸問題』の今日的な意義――戦争責任論の深化のためにモ
神山茂夫の著書がこぶし書房から再刊されたのを機に、同社のPR誌に書いた推薦の短文です。
・三賢人の「星座」にかこまれて――好村冨士彦追悼モ
ブロッホの研究家だった旧友・好村冨士彦への追悼文集に書いた短文です。
・「60年代」論覚え書き――編集のための試論モ
・大転換期――「60年代」の光芒
・編集後記
私の編集した『文学史を読みかえる』6号は、1960年代を特集しました。そのなかから私の書いた文章を掲載しておきます。力作揃いの特集です、ぜひ、ご覧下さい。352頁で2800円です。購入ご希望の方はインパクト出版会(03-3818-7576)へどうぞ。
・戦前・戦中の一柳茂次モ
2001年10月に死去した一柳茂次さんの著作・追悼集に寄稿した文章です。同書には戦前の日本共産党の軍事部の活動や戦後の農民運動に関する貴重な論考が収録されています。494頁で頒価は4500円、購入ご希望の方は社会評論社(03-3814-3861)へどうぞ。
・国体護持の深層――昭和天皇・マッカーサー会談から見えるものモ
第一回天皇・マッカーサー会談の記録公開を機に反天連の機関誌『PUNCH』12月10日号に書いた短文です。
・戦時下の文学的抵抗――田木繁の場合モ
昨年9月に開かれた詩人・田木繁シンポジウムでの報告を全面的に書き直したものです。
・社会運動の歴史が「科学」になる時代が来たことをつげる仕事モ
伊藤晃の新著をめぐるシンポジウムでの報告です。
ファイルを整理していたら「アルヒーフ」にはいっていないものを二本見つけました。遅ればせながら追加します。
・同時的体験の時代―堀田善衞の想い出にモ
『アンテルナシオナル・シチュアニスト』日本語訳に付した「解説」です。堀田善衞論の一部として読んでいただければさいわいです。
・モラリスト論争前後モ
・「戦後文学」の起源について―“最後の頁”からの出発
モ
ひさしぶりに刊行された『文学史を読みかえる』第5集(インパクト出版会刊)に書いたひさしぶりの長論文です。一年前に書きあげていたのですが、雑誌の刊行がおくれました。
・地獄めぐりへの招待状―池田浩士編・訳「ドイツ・ファシズム文学集成」に寄せてモ
このほど柏書房から刊行がはじまった「集成」についてのエッセイ風の紹介です。あわせて9.11以後の世界がどのようなものかを私流に幻視してもおります。
・9.11以後の世界を考えるモ
・囲む会編『小田切秀雄研究』モ
・林房雄『大東亜戦争肯定論』再刊の意味モ
・自然主義と「大逆」の間で―スガ秀美の『「帝国」の文学』を読みながらモ
・著作目録モ
たいした意味もありませんが、著作目録をつくってみました。まだ1987年までしか整理がついていません。あとの分はおいおい増補していきます。
・「フォイエルバッハ・テーゼ」の回想モ
『情況』7月号の「フォイエルバッハ・テーゼ」特集に寄せた短文です。
・瓦礫の中から拾い上げるべき一冊の本モ
こぶし書房から復刊される高山岩男の『世界史の哲学』の推薦文です。
・小田切さんとの半世紀モ
・未完に終わった「最後の論争」モ
いずれも昨年亡くなった小田切秀雄さんの思い出です。
・インタビュー「歴史・経験・再審」モ
拙著『世紀を越える―この時代の経験』が社会評論社から刊行されたのを機に、『図書新聞』に掲載された長文のインタビューです。臆面もなく暴言を重ねていますので、ぜひご一読を。
・本多秋五さんをおくるモ
去る13日に亡くなった本多秋五さんへの追悼文です。『図書新聞』の1月27日号に掲載されました。これで『近代文学』創刊当時の7人のサムライ全部が世を去りました。ながいお付き合いでした。万感胸に迫ります。
・変質の時代の永久革命者―埴谷雄高・20世紀のヴィジョネールモ
『インパクション』12月号の特集〈「戦争と革命の20世紀」を読む〉に書いた文章です。
・過渡期の群像――竹中労『黒旗水滸伝』解説モ
1975年10月号から80年7月号の『現代の眼』に連載された夢野京太郎(竹中労)著・かわぐちかいじ画『黒旗水滸伝』が、このほどはじめて単行本化され、皓星社から出版されました。上下いずれも600ページに近い大冊。定価・各2,500円+税。これはわたくしが同書に付した「解説」です。
・「《死霊》了」を考えるモ
『死霊』は完結したのだという大江健三郎さんにたいする異論です。『埴谷雄高全集』月報に掲載。
ご意見・ご感想をお聞かせください。
mailto:kuri@shonan.ne.jp
このサイトにはつぎの内容がふくまれています。
未刊のアルヒーフ 栗原幸夫評論集 いままでいろいろなメディアに発表した私の文章のうち、まだ単行本に収録していないものの一部をテーマ別に編集したオンライン版評論集です。(● 印はその後、評論集『世紀を越える・この時代の経験』社会評論社刊に収録したものです)
〔20世紀を読み直す〕モ
● 20世紀を読み直すための序説
・20世紀の方から戦後のTいまUを見る
● 世界戦争・国家・革命
● 歴史の再審に向けて――私もまたレヴィジオニストである
● 自由主義史観の現在――坂本多加雄の『象徴天皇制度と日本の来歴』を中心に
〔文学・作家・文学史〕モ
■埴谷雄高をめぐって■
● 夢、そして革命の方へ――埴谷雄高の小説という装置
・『埴谷雄高独白・「死霊」の世界』
● 戦後思想再読・『幻視のなかの政治』
・社会運動人物事典「埴谷雄高」
・「《死霊》了」を考える
・変質の時代の永久革命者―埴谷雄高・20世紀のヴィジョネール
■中野重治をめぐって■
● 総力戦と中野重治の抵抗――『斎藤茂吉ノート』一つの読み方
● 中野重治の「わが国」「わが国びと」
● 中野重治「再発見」の現在
・「五勺の酒」問題
・追悼・中野重治
■堀田善衞をめぐって■
● 堀田善衞の世界
・『スペイン断章――歴史の感興』
・同時的体験の時代
■文学史■
・「戦後文学」の起源について
・モラリスト論争前後
・戦時下の文学的抵抗――田木繁の場合
・「60年代」論覚え書き――編集のための試論
・大転換期――「60年代」の光芒
・編集後記
〔本を読む〕モ
● 空洞、非同時代性、占拠――エルンスト・ブロッホ『この時代の遺産』
● 人はなぜファシズムに魅せられたか――池田浩士『権力を笑う表現』
● ベルジャーエフほか『道標』と『深き淵より』
● スペクタクル社会に亀裂をつくるために――ドゥボール『スペクタクルの社会』
● 運動史研究の新しい地平
● 文化の戦略に向かって――桑野隆『民衆文化の記号学』を読む
● ドルフマン『ドナルド・ダックを読む』
● 天野恵一『全共闘経験の現在』
● 高橋哲哉『戦後責任論』を読む
・過渡期の群像――竹中労著『黒旗水滸伝』解説
● 柄谷行人著『倫理21』を読む
・中田幸子著『前田河廣一郎における「アメリカ」』
・スガ秀美著『「帝国」の文学』
・囲む会編『小田切秀雄研究』
・地獄めぐりへの招待状―池田浩士編・訳「ドイツ・ナチズム文学集成」に寄せて
・社会運動の歴史が「科学」になる時代が来たことをつげる仕事
・『天皇制に関する理論的諸問題』の今日的な意義――戦争責任論の深化のために
・惰性化した日常の外へnew
・ワルシャウスキー『イスラエル=パレスチナ 民族共生国家への挑戦』new
〔無党の運動論に向かって〕モ
● 転機を準備したもの
・無党の運動論に向かって
・速度を無効にするために
・市民運動とインターネット
・間隙とクモの巣――ハキム・ベイ『TAZ』
・新左翼は本当に新しかったか
・いま「大衆」について考える
・反戦運動は今も昔もデモから始まる
・嫌なことはいやだ!new
〔クロニクル・1〕モ
・憲法のイリュージョンについて
・誰が吸血鬼を成仏させるか
・「始まり」に向かって――『aala』創刊の辞
・大杉栄の自由
● 戦時下の抵抗について――キムチョンミさんに答える
・戦後50年と『物語戦後文学史』
・戦後決議と大東亜戦争肯定論
・過渡期の記憶のなかで――『インパクション』100号に寄せて
・『aala』終刊の辞
・ナショナリズムの超え方
・オオカミ少年の嘆き
● 自由主義以後の思想的境界
● 自由主義以後の思想的境界・続
● 「批判」について考える―自由主義以後の思想的境界・3
・天皇歌と象徴天皇制の現在
・われわれにとって「憲法論議」とは
・『世紀を越える―この時代の経験』まえがき
・瓦礫の中から拾い上げるべき一冊の本―高山岩男『世界史の哲学』
・9.11以後の世界を考える
・林房雄『大東亜戦争肯定論』再刊の意味
・「改革」をめぐる二つの道を鮮明に
〔クロニクル・2 〕モ
・インタビュー「歴史・経験・再審」
■戦後の肖像■
〔ヒロヒト、マッカーサー、吉田茂、美空ひばり、太宰治、羽仁五郎、岸信介、深沢七郎、三島由紀夫、吉本隆明、小田実、大江健三郎、麻原彰晃〕
■チョー右派言論を読む■
● 抗争するオルタナティブ
● 小林よしのりの『戦争論』を眺める
● 世界市場の崩壊を予言する財務官のニヒルな発言
● パンク右翼のクーデタ計画を読む
● 世紀の終わりに天皇制論議の更なる深化を
● 私が右派言論を読む理由
● 誰がこの空洞を埋めるのか
● 国旗「日の丸」の消滅に向けて
● 象徴天皇制と「四つ巴」の現状
● 分かれ道に立って
・ある巻頭言
・国体護持の深層――昭和天皇・マッカーサー会談から見えるもの
■わが交友■
・池田浩士
・天野恵一
・太田昌国
・深田卓
■先行者たち■
・国分一太郎追悼国分一太郎さんの遺したもの
・私のなかの由井誓
・AA作家運動と野間宏
・その死に方を羨む――竹中労追悼
・対話に生きた思想家――久野収追悼
・小田切秀雄を送る
・小田切さんとの半世紀
・未完に終わった「最後の論争」
・戦前・戦中の一柳茂次
・三賢人の「星座」にかこまれて――好村冨士彦追悼new
これらをお読みいただくには、"T-Time"(株式会社ボイジャー発売)をご使用になることを強くおすすめします。ダウンロードしたhtmlファイルが一瞬にして活字本に遜色のない鮮明な縦書きになって開きます。すぱっとページがめくれます。私、べつにボイジャーとは関係ないのですが……。モT-Timeホームページへ
E-zine 『aala』 オンライン・マガジン 『aala』(alternative autonomous lane)[あーら]は、39号をもって終刊となりましたが、バックナンバーはここからご覧になれます。
世界に開く窓 「どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人であるかを言いあててみせよう」と、ブリア・サヴァランは彼の『美味礼讃』のなかで言っていますが、この名言もファミリーレストランとレトルト食品に制覇された今日のわれわれの食生活では、とうてい昔日の洞察力を誇るわけにはいきません。ところが、君のサイトがどこにリンクを張っているか言ってみたまえ、君がどういう人間であるかはたちどころに暴露されるであろう、と言えば、これはもう逃れるすべもない真実なのであります。そこで自己暴露の悲哀を噛みしめながら、わたしの好きなサイトを順次ご紹介しようというわけです。わたしとは、とりもなおさずこのリンクの総体である……などと、マルクスばりに、あるいは「すでに魂は関係それ自身になり、肉体は物それ自身になり、心臓は犬にくれてやった私ではないか」などと花田清輝を気取りながら。……(もう少しお待ちください)
1996年12月10日より
KURIHARA Yukio
kuri@shonan.ne.jp